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こどもが吐いたり下痢をしたら

吐いた時は

あわてて水分を摂ってもまた吐いてしまいます。吐くということは胃が食べ物飲み物を受けつけない状態と考えてください。そのため一度吐いたら、できれば1〜2時間は飲食は控えます。どうしても水分を欲しがる時には1回ティースプーン一杯程度と少量にとどめます。

吐き気が落ち着いたら

水分摂取をはじめてください。脱水の時に必要なものは「水分」「塩分」「糖分」の3つです。これらがバランス良く含まれているのが経口補水液(OS-1やアクアライト)になります。10分おき程度で1回量はティースプーン1杯程度からはじめ、徐々に一回量を増やしていきます。

スポーツ飲料は塩分濃度が低く、お茶、お水だけでは水分しか補給できないためこれだけでは不十分です。

特に小さいお子さんは糖分の蓄えが少なく低血糖になりやすいので糖分の補給が大事です。

水分が摂れるようになったら・下痢をしたら

少しづつ消化の良いものを摂るようにします。嘔吐のあとに下痢をすることが多いですが絶食をする必要はありません。少ない量を回数を多く与えてください。

  おかゆ、うどん、軟らかく炊いたお米、パン粥、じゃがいも

  野菜の煮付け、白身魚、とりささみ

  味噌汁のうわずみ、野菜スープ、豆腐

  リンゴ、バナナ、ウエハースなどが消化の良いものとされています。

  母乳は与えてかまいません。一回を少なめに、頻回に与えてあげると良いでしょう。

脂肪分や繊維質の多いもの、冷たい食品は避けましょう。

感染を広げないために

嘔吐物や便から感染が広がります。吐物には直接触れないようにゴム手袋などをして処理し、キッチンハイターなどの次亜塩素酸で消毒をしてください。

水分や食事が十分に摂れず脱水気味の時には、脱水が悪化しないように入浴は控えましょう。脱水の様子がなければ入浴して構いませんが、できれば家族内で一番最後とすることが望まれます。タオルの共用は避けてください。

乳児では下痢の度におしり拭きを使うと、真っ赤におしりが荒れてしまいます。極力洗い流すようにできると良いでしょう。お尻を拭く時もこすらず、やさしく水分を吸い取るようにしてください。

ご家族はうがいや手洗いなど一般的な感染予防対策を徹底してください。

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