メニュー

心臓弁膜症

心臓は全身に血液を循環させる“ポンプ”の役割を果たしますが、効率良く血液を送り出すために4つの“弁”があります。弁は心臓の収縮・拡張に合わせて閉じたり開いたりすることで、一方向に効率よく血液を送り出しています。この弁の不具合によって生じるのが弁膜症です。

弁膜症には弁が開きにくくなり血液を送り出しにくくなる“狭窄症”と、弁の閉じ合わせが悪くなり血液が逆流する“逆流症”を指します。

心臓弁膜症の初期には自覚症状はなく、健康診断や病院での診察の際に心雑音として発見されたり、心電図異常や肺癌検診のレントゲン検査異常が契機になり見つかることもあります。なかには心不全を発症してはじめて弁膜症を指摘されることもあります。

弁膜症が悪化すると心機能は低下し、心不全となって始めて症状を自覚することになります。心不全を生じる段階では薬物治療で状態を安定させたり、進行に伴い手術での弁置換術、弁形成術などの外科治療や、近年ではカテーテル治療も行われるようになってきています。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME